いわき市湯本 腰椎椎間板ヘルニア
2016-07-08
腰椎椎間板ヘルニアと歪みの関係に対する整体的考察
背骨を構成する椎骨と椎骨の間にあって、クッション的役割をしている椎間板の髄核という中身が飛び出して、それが神経を圧迫している状態を腰椎椎間板ヘルニアと言います。
年代では20代から30代といった比較的若い世代に多くみられて、職業的には重い荷物を持つような重労働系の方よりも、比較的デスクワーク系の方に多いです。
主な症状としては腰部や臀部の痛みがありますし、腰部から臀部・下肢の痺れや麻痺などがみられます。
発症する主な原因として考えられているのは、加齢や老化に伴う自然発症的なもの、また運動や転倒など突発的な圧力をきっかけとして発症するものがあります。
ただ整体的には、それ以外に腰椎の歪みが大きく発症に対して関係していると考えているのです。
例えば、発症が多くみられる仕事を同じくしている場合でも健康な人はたくさんいますし、同様に発症しやすい同じ年代でも腰に対する不安を感じることなく生活している人がたくさんいます。
つまり、発症しやすい同じ条件下であっても、発症する人としない人がいて、その差はやはり筋骨格系の歪みの問題が大きく関与していると考えられるのです。
特に腰椎の側屈方向のズレ、回旋方向のズレ、腰を丸め気味に座る猫背などがあって、これらの歪みや悪い姿勢が発症原因となる椎間板の老化現象を早め、何らかの圧力に耐えられない状況を形成しているのです。
腰椎の側屈方向のズレですが、例えば腰椎のひとつが左側屈している場合には、椎骨が背中側から見ると左下がりにズレている状態です。
このような状態では椎骨の下にある椎間板の左側が狭くなって右側が広くなり、椎間板中心の髄核は左側から圧迫されることになって徐々に右側に寄り始めます。
このような状態が長期間放置されたままでいると、髄核が右側に寄ってしまい発症するリスクを高めてしまうのです。
回旋方向のズレですが、これも椎間板に大きな負担をかけてしまいます。
基本的に椎間板はクッション的な役割をしているので、上からの圧力や下からの圧力に対しては耐えられるようになっています。
このように上下の圧力に対しては耐久性があっても残念ながらねじる動作となる回旋方向の力に対しては弱いものなのです。
その為に、椎骨に回旋方向のズレが発生したままで生活していると発症のリスクを高めてしまうことになるのです。
猫背に関しては椎骨の屈曲方向のズレを発生させて、椎間板のバランスは前方が狭くなって後方が広くなり髄核が圧迫されて後方に移動します。
先に触れた側屈方向のズレと同様に髄核が片寄ってしまうので発症のリスクが高くなります。
このように腰椎椎間板ヘルニアを整体的考察で考えると、悪い姿勢が生理的湾曲の欠如や骨盤・椎骨のズレが根本原因と言えるのです。
そして、この筋骨格系のズレ・歪みと悪い姿勢が、椎間板の老化現象を早め、運動や外からの圧力に対しての耐久性を低下させて、髄核の突出・飛び出しを起こして腰椎椎間板ヘルニアになるのです。
このようなリスクを少しでも減少させるためには、整体や整骨院で筋骨格系のズレ・歪み、そして悪い姿勢を改善することです。
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